logbankニシムラ②

コロナウィルスによって、
様々な変化が起きている。

そんな中思うことがある。
ウィルスの脅威や、日々の情勢を伝えるTVなんかを見てると
やはりメディアを通しての発信は難しいなと思うのだ。

例えばオリンピックを延期するか実施した方がよいのか。
消費税を減税すべきか、したらしたらで大変でしょとなるのか。
コメンテーターの方々も
多くは「何を一番とするのかなのですが」
と口を揃えて持論を発信する。

やはり気を遣いますよね。

選手の事を考えると・・・
取り組んで来た方々の事を思うと・・・
実際の被害の状況を考えると・・・

そんな枕詞を入れる事でその後の言葉に
「それだけで無い事も、正解では無い事も分かっているのですが」
というような含みを持たせる事ができる。

これ、テクニックだと思うのです。
枕詞って、いわゆるそのものの背景を
一言で揶揄する事ができる一方、
自分の感情や言葉のチョイスに予防線を張る事ができる。

普段から自分の話で思う事があって、
言葉は悪いけど・・・
見方を変えると・・・
例えは悪いかもしれないが・・・
そんな枕詞を使ってると、
枕詞に頼った表現しかできないな。
とかって考える事があるのです。

言葉を悪くせずにいうと?
見方を変えずに表現すると?
悪く無い例えとは?

そこをしっかり考えられるようにならないとな。
枕詞の活用はいいが、多用は自分の話し方の
スキルアップにはつながらない。
だって、あまり使いすぎると、
自分の意見を正当化しようとしている気がして
あまり気持ちの良いものじゃない。
(とは思っているのだが、使っちゃうよね)

丁寧な言葉遣いとは、
単語チョイスの問題のみならず。
丁寧な表現、運び方も含むなと思った。